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【アメリカ留学】アメリカでインターンシップ 前編

マイ・インターンという映画はご覧になりましたでしょうか??

ざっくとストーリーを紹介すると、ファッションサイトのCEOとして活躍するアン・ハサウェイが40歳年上の男性アシスタントのロバート・デ・ニーロとの交流を通して成長していく姿を描いた映画です。

いやー僕もインターン先でこんな素敵な女性にこき使われたかったですね!!

間違っても「プラダを着た悪魔」のメリル・ストリープや本家のVogue編集長アナ・ウィンターは御免ですが汗汗

と最初の前置きが長くなりましたが、今回は僕も経験したニューヨークでのインターンについてお話したいと思います。

アメリカのインターン事情

アメリカでは日本のような新卒一括採用といったものは存在しません。

企業の中で部門別に採用活動を行うことが一般的なので、ポジションが空くとその都度募集する仕組みとなっています。

したがって、その空いたポジションを埋めるため新卒といえども即戦力な人材が求められます。

よって、アメリカの学生は実務経験を積むためにインターンシップに積極的に参加します。

インターンから内定というパターンが多いため、インターンの普及率は日本に比べると非常に高いものとなっています。

パーソンズの学生を見ていても、まずインターンをせずに正規雇用された人は見たことありません。

日本では経団連が「採用直結型のインターンシップは青田買いになるので好ましくない」として、実際の採用活動とインターンシップが結び付いておらず、インターンのためのインターン(つまりただの経験)となっているのが現状です。

企業側にとっても学生側にとってもメリットが多いので、日本企業もインターンのためのインターンをやめて、採用に直結させるインターンシップを行うべきだと僕は思います。

どうやって探すの??

アメリカの大学に通っているのであれば、日本でいう就職課のようなところがいくらでも斡旋してくれます。

当たり前ですが、卒業生の就職先が学校の名声・実績に直接結びつくので手厚いサポートを受けられます。

自分で探す場合は、興味のある企業のウェブサイトから連絡先を見つけ出し直接応募するという方法もあります。

最近では企業のSNSアカウントでも採用情報を流しているので、それを見て応募するというケースもあります。

僕の場合は、ニューヨークの一線で戦っているデザイナーの下で経験を積みたかったので、ウェブで自分の好きなテイストのデザイン会社を探し出してひたすら応募を出し続けました(50件くらい)。

またインターンシップ求人サービスも豊富なので、 LinkedInWayUp なんてのを使うのもいいと思います(デザイン業界に限っていうと、人気のあるデザイン会社はこういったオンラインサイトに登録しなくても勝手に応募がくるので、滅多に投稿されません)。

応募に際しては、自分のポートフォリオ(作品集)、ウェブサイト、レジュメを作成しましょう。

デザイナーとしてもっとも重要なのがポートフォリオです。

学校で作成した作品や個人プロジェクト、フリーランスの作品から特に優れた作品を8〜10個程度厳選します(多すぎても少なすぎてもダメなのでこのくらいが最適)。さらに、個別のデザイン会社のテイストにあわせてセレクションを微調整すると完璧です。

ウェブサイトについては、自分でコーディングができるのであれば自分で作れば良いと思いますが、コーディングの知識がなくてもご心配なく。

今は、WixSquarespaceなどのホームページテンプレートサービスを活用すれば簡単にスタイリッシュな自分のウェブサイトが作成できちゃいます。

最後にレジュメですが、デザイナーとして応募するのであればこのレジュメのデザインも採用側はしっかりと見ています。

間違っても、Excelでサクッと作らないように!

どうやって採用されるの??

デザイナー職としてインターンを探した私のケースに準じて説明します。

上記のように、ひたすら気になるデザイン会社にインターンの申し込みを投げ続けた結果、50件超の申し込みに対して10件くらいの返信がきました。

そして、早速面接のセッティングです。

当たり前ですが、ポートフォリオを「はいどうぞ」と差し出して終わりではありません。

なぜこの作品を作ったのか??

課題発見から、コンセプトの選定、個々のディティールについて論理的に説明しなければなりません。

この作品説明のカンペと、定番質問の想定問答集(例:なぜうちでインターンしたいの?)を作成したらあとは学校の就職課やアメリカ人の友達を前でひたすら練習です。

そして、いざ本番。

日本の圧迫面接のような訳のわからない面接はなく、アメリカらしいカジュアルな雰囲気の中、粛々と練習した通りにプレゼンをしていきます。

たまに聞き取れない質問をされたら笑顔でごまかします笑

日本人であれば、よほどエキセントリックな性格でもない限り人格に問題ありという烙印が押されることはないので(インターン中に何度か他のインターン生の面接をしているのを見たことがありますが、欧米人は結構自分のポートフォリオにダメだしされるのに対してキレていました)、あとはポートフォリオのクオリティが雇用主の基準を満たしているかどうかで採用がほぼ決まります(あと最低限の英語力)。

 

ちょっと長くなってしまったので、ビザの問題や具体的なインターンの内容、気になる給料については次回書きたいと思います!お楽しみに!!

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